COTTON LINEN Jersey　- リネン100％にしない理由 -

リネンの下着をつくりたい。

けれどリネン100％にしなかったのには理由があって……。

リネン100％のインナーも気持ちいいでしょう。

でも、下着に適した薄く伸縮性のあるジャージーを編むには不安定。

リネンの質感を十分に感じることができて、スーピマコットンの柔らかさも感じる。

そして生地として安定する絶妙なバランスの混率が「コットン70％ リネン30%」。

「リネンの下着というには少ないんじゃない？」

数字だけ見るとそう思うかも……。

けれど一度試してほしい、納得のリネンの存在感。

希少な機械と頼もしい職人の技術と

生地を編むのは下着用の丸胴成型機。

かつては下着はみんなこの機械だった。
服の胴まわりのサイズに合わせて筒状に編んでいくから下着の脇に縫い目がありません。

そして、裾にも、リブ編みからメリヤス編みの切り替えにも接ぎがないので、縫い代が身体にあたりません。

今、この機械は日本に数台しか残されていないという。

なぜ貴重なものになってしまったかというと、大量に効率よく生産するために、高速で下着からアウターまで何でもこなせる機械が主流になったから。

そして、安価な労働力でつくれる海外が生産拠点となったから。



古い機械はゆっくりと動きます。

ゆっくりと動くから、細い糸も切れずに編めて生地は薄く繊細な仕上がり。

生地にストレスもかけることなく、ふっくらとしていて伸縮の良い風合いを実現します。


古くデリケートな機械だから、細かなセッティングが必要といいます。

頼もしい職人の存在が欠かせません。

女心をくすぐるカラーとディテール

リネンの下着というと「ナチュラル」という言葉が連想されます。

素材はナチュラルだけれど、ナチュラルはHÉRNIのイメージではありません。

私らしくいられるために、気分を高め、幸福で満たしてくれる、そんな下着ってどんなだろう？と考えながらつくっています。

だからこその色出し。

「beige rose」は肌色に近いけれど淡いピンク、「charcoal」は赤みのある柔らかな墨黒です。

デザインだってどこか女心をくすぐるようなディテールに仕上げました。

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